SY-001 ステルスオーガMK-Ⅱ（マークツー） ／ STEALTH OGRE MK-Ⅱ
※製品画像は一部ヨーヨーストアリワインドよりお借りしています。
仕様・スペック
直径：約57mm 重量：約66g（うち真鍮リム約32g）全幅：約42mm 有効幅：約40mm
形状：ステルスＨプロファイル
ボディー素材：超々ジュラルミン（A7075系）（比重：約2.8)
リム素材：真鍮（比重：約8.6）+ゴールドプレート版は金メッキ加工
ベアリング：サイズＣノンブランド10ボール曲面加工ベアリング
レスポンス：CP-01,05 IrPad 0.5mm
アクセル：ステンレスアクセルアクセル M4-10
キャップ：表面・ステルスオーガロゴ、裏面・火野霞美
制式番号：SY-001
発売年月：2015年5月
＜セット内容＞
シュトルム・パンツァー ストーリーブック新１巻（A5版56ページ）
SY-001 ステルスオーガMK-Ⅱ
キャップ取り外し用吸盤
真鍮リム用みがき布（通常版のみ）
＜希望小売価格＞
通常版 ￥17,800
初回限定生産ゴールドプレート版 ￥20,800
ストーリーブック新１巻のみ、単品販売（小売価格￥2,000)も行っております。
＜対象年齢＞
冊子・ヨーヨーともに15歳（高校生）以上推奨
＜カラーバリエーション＞
ブラストパープルのみ
設計コンセプト・フィーリング
生産終了になった旧ステルスオーガの完全な上位互換機種として、既にエクリプスオーガが存在するため、ステルスオーガMK-Ⅱは、これまでのオーガとは異なる方向性にデザインされました。
旧ステルスオーガ、エクリプスオーガの“露骨なＨプロファイル形状”をなるべく残しつつ、
競技会での愛用者の多いステップストレート形状のテイストを加味した形状になっています。
また旧ステルスオーガ、エクリプスオーガよりもローエッジになっています。
ブラスト加工の有無は、旧ステルスオーガ側を引き継ぎブラスト加工されています。
これらの形状を保ちつつ、旧ステルスオーガ約69gから3～4gの軽量化をするために、
真鍮リムの内壁部分がくり抜かれており、このくり抜きが他のオーガと異なるフィーリングを発揮するポイントです。
これまでのオーガはリムの内壁部分に重量が集中しており、実重量に対する操作性を向上させていました。
ステルスオーガMK-Ⅱは内壁部分に重量があまり寄っておらず、ボディー形状がステップストレートに近づいたことからも、
幅方向の重量配分（直径方向の重量配分ではない）が外側に寄り、実重量に対してややずっしり感じるようになりました。
実重量は軽くなっても、強力な回転性能と安定感を維持しています。
2015年現在、ラインナップの主力をサイズＤベアリング機種に移行している中、
サイズＣベアリング用に設計されているため、超軽量を目指すサイズＤベアリング機種とは
全く方向性が異なります。エクリプスオーガとの比較では、エクリプスオーガの方が優しいフィーリングです。
一見、ステルスオーガMK-Ⅱのステップストレートに近い形状は万人向けに見えますが、
上述の通り重量配分がかなり異なるため、エクリプスオーガの方が万人向けであると言えます。
ステルスオーガMK-Ⅱは旧ステルスオーガの“最凶最悪”のテイストを引き継ぐためのモデルです。
エクリプスオーガ同様に、標準のキャップを付属の吸盤で取り外し、
ＹＹＪ社ラテラルキャップなどの「48mmキャップ」が装着・脱着可能です。
旧ステルスオーガ、エクリプスオーガよりもギャップ幅をわずかに広めに設計しているため、シムの使用を想定していません。
「CP-04エクリプスオーガ用アルミシム」も使用できますが、必ず凹型ベアリングを使用してください。
フラット型ベアリングではストリングが脱落する可能性があります。
※ステルスオーガとの比較、ラテラルキャップ装着例。
機体解説・キャラクター紹介 （※新１巻から引用。ヨーヨーの設定はステルスオーガのもの。）
21世紀の新世代格闘技「ヨーヨーフィスト」において、軍需産業マーシャルインダストリのエンジニア、火野霞美らが開発した制御デバイス「バイオスピナーシステム」を搭載。
導電性グローブとストリングを介し、ヨーヨーと脳を直結させ、超人的な戦闘能力を発揮する。
巨大な黄金のリムは回転力だけでなく、強烈な打撃力を持つ。ボディーの紫色の部分は、
「アンチジャミング特殊コーティング」であり、敵陣営からの妨害電波を遮断し、
バイオスピナーシステムを保護する。またスピードプレイ時には極端に直線的な
Ｈプロファイル形状がレーダー波を拡散し、捕捉されない。
これらのシャーシ構造は市街地での近接ゲリラ戦闘を想定したものである。
しかし１ハンドでの使用は左右いずれかの脳を肥大化させ、特に左利きの場合は理性を
失いやすく、バイオスピナーシステムが暴走してしまうことが「ステルスオーガ事件」により判明した。
さらにステルス性能が仇となり、システム暴走時に無線で操作出来ず、
内蔵バッテリーが切れるまで暴走を続けるという致命的な欠陥がある。
この欠陥を克服したものがエクリプスオーガで、２ハンドで使用することで左脳と右脳のバランスを取っている。
アンチジャミング特殊コーティングを排除し、無線操作が可能になったのと同時に、
火野霞美のコンソール端末と疎通が取れなければ機能停止するハンデを負う。
2014年現在、バイオスピナーシステム搭載機を兵器として実戦運用できる目途は立っていない。
2013年当時、シュトルム・パンツァーの左利きのエースが紫色を使用していたが、
その他にも青色とオレンジ色の計３機３色が存在する。 だがステルスオーガ事件の日から、青色の機体は行方不明になっている。
火野 霞美（ひの かすみ）29歳（2015年時）、身長156cm、血液型Ｏ型。
軍需産業マーシャルインダストリのエンジニア。脳工学関連をメインに、様々なジャンルに
携わっている。ヨーヨー制御システム「バイオスピナー」の開発プロジェクトメンバーの一員である。
その他、レオスナイパーとシュナイダーの開発にも関わっているが、エクリプスオーガの開発は
霞美の主導で行われている。また、全く新しいヨーヨーの開発も始まっている。
2013年からは運用面でのサポート、データ収集のため、シュトルム・パンツァーに
出向社員として所属する。「ステルスオーガ事件」について責任は問われておらず、
翌2014年は出場停止処分を受けるものの、2015年に向けてのチーム再編成を担っている。
バイオスピナーシステムの欠陥を補うエクリプスオーガを開発し、氷浦豪機をその気にさせて以来、
シュトルム・パンツァーはほぼ霞美の私物と化している。
彼女の性格が分かりそうな例を３つ挙げると、
・一人で牛丼屋に入れる。
・SNSでの交流は時間の浪費。
・自分に必要な事しかしない。
である。ある意味、美人特有の冷たさ、陰りのようなものがある。
しかし普段の口調は、女子会で使う男言葉のようであり、話をしてみると意外に気さくな印象も受ける。
裕福な上流の家庭に生まれ、豪機と同じ高校に通っていたが、教科書通りに生きるために生きているのではない。
その想いはずっと変わらないが、30歳を前にして葛藤もある。
だがエクリプスオーガの開発と豪機との再会で、霞美が世界を征服するという夢物語も、現実味を帯びてきた。
「火野霞美」とはその名の通り、美貌を持ちながらも、周囲を寄せ付けない霞んだ存在であり、熱き闘志を燃やす炎の女。
霞美の最強パワーを受け止められるパートナーに、豪機はなれるのか……!?
※設定はストーリー上のものです。マンガイラスト 六条公園
ロット毎メーカーコメント
＜2015年5月出荷分＞初回限定生産のゴールドプレート版は真ちゅうリムに金メッキ加工をしています。
金メッキにより真ちゅうリムが腐食しにくくなりました。
ゴールドプレート版には真ちゅうリム用みがき布は付属しません。
ただし金メッキは、重量はほぼ同じでも重量配分が異なるため、ややずっしりと感じる傾向があります。
メーカーとして本来想定している仕様、フィーリング等は通常版の方です。
取扱方法・免責事項
ベアリングはサイズＣノンブランド10ボール曲面加工ベアリングです。本来の性能を発揮するためには、Dif-e-Yo社コンケイブベアリング等の高性能ベアリングへの交換を推奨します。
交換は自己責任にてお願いいたします。
アクセルはステンレスアクセルM4-10で、六角穴側が市販の低強度のねじロック剤で固定されています。
位置調整・交換は自己責任にてお願いいたします。
キャップ径は約48mmです。標準の塩ビキャップは付属の吸盤で外せます。
固い場合は、吸盤の取っ手をペンチで掴んで引き抜く、キャップ表面を水で軽く濡らすなどして外して下さい。
他社製キャップの取り付け・取り外しは、改造につき自己責任にてお願いいたします。
回転ブレについて問題無いと判断した個体のみを出荷しています。
回転ブレの有無・程度はメーカー基準です。他社製品との比較基準や、個人の主観を満たすためのものではありません。
製造・組立・出荷の過程で小さな傷、汚れ、色ムラ、メッキのムラ、加工跡等が発生する場合がありますが、製品仕様となります。
落下等の強い衝撃や、メンテナンス時の分解・組立の精度により、回転ブレが悪化する可能性があります。